お姫さまのお話


shima家の末裔、shimaxです。
世が世なら、御家存続が危ぶまれる立場です。あ、その前に身分の問題か。


水曜日は、オンナノコ映画1000円の日。
定時でサクッと帰ることが出来たので、ソフィア・コッポラの“マリー・アントワネット”を観てきました。


マリー・アントワネットルイ16世の生涯はソコソコに、メインは派手に生活し楽しんでいそうで実は孤独な王妃と、不器用な国王のお話。人間を中心とした描き方をされていて、歴史的な部分は薄いです。(だから、そういう点においては観やすい映画と言えます。)マリーと何の共通する行動パターンがない私であっても、感情的な面においては「ふむふむ。」と思える作品でした。そのように思えたのは、監督が女性であることと、監督が“オンナノコの目で見たヴェルサイユの世界”を意識して作品を撮ったからなのでしょうか。


ストーリーは、ソフィア・コッポラらしく主人公中心に淡々と進んでいきますが、文字通り洋菓子のカラフルな映像とパンク・ロックな音楽が良いスパイスとなっています。
ストーリーはDVDでも十分ですが、音楽はシアターにて大音量で聞くのが良いかと思います。


さて、ソフィアの作品の女優は所謂“絶世の美女”タイプではありません。(あくまでも私個人の感覚。)でも、魅力があるんだなぁ〜これが。マリー・アントワネット役のキルスティン・ダンストって、華やかなタイプじゃないし、むしろちょっと目つきが悪い・・・イジワルな上目遣いが得意じゃないですか。それなのに、さらーっと役をこなしているところが魅力的。ルイ16世役のジェイソン・シュワルツマンも、ボンボン(つうか、王子様です。)なのに垢抜けなくて、シャイで、不器用で、おこちゃまで・・・という微妙なキャラクターを見事に体現。う〜ん、ソフィアは配役上手なのかしら。
マリー・アントワネットの愛人役はカルバン・クラインのモデル。そう言えば、よく雑誌の中の広告に載ってたわね。どおりでカッコイイ訳ですわ。

余談ですが、キルスティン・ダンストカルバン・クラインの彼は、shimaxとタメ。何ともリアクションに困る事実です。すごいわ〜このおふたり。だってだって、想像してみて、同じクラスにいるんだよ!!(かなり現実的ではない想像図)
そして、ジェイソン・シュワルツマンは私の2コ上。こちらの事実もかなり衝撃的でした。(もっとオッサンかと思った。)