上野にて、別れと再出発とブルーバードと。〜その2


(続)と書いてしまったので、何かしら続きを書かなくてはいけないと自分でプレッシャーをかけてしまったshimaxです。


送別会の件でもうひとつ書きたかった事は、お店。
部費が余ってるので期末までに使い切らなきゃってなことで、結構良いお店に連れて行ってもらいました。
上野公園内にある韻松亭です。
http://www.innsyoutei.jp/


しっぽりってこんな感じなんだろうなぁ〜。と思いたかったけど、なにせ会社の人達と行ったので(失礼)、そんな良い気分になるわけでもなく、普通に「ステキ〜」「すご〜い」と連呼するのみに終わりました。幹事さんが「いざと言う時はココを使おう。」とぼやいていたのがかなりうけました。果たしていつなんでしょうね・・・。
皆さんも、勝負を決めたい時には是非!!(私は回し者か!?)


さて、2回に渡ってとり止めもなくツラツラ書いてしまいましたが、(本当に整理されていない文章ですみません。毎回センスの無い文章で申し訳ないです。)まだ明らかになっていないタイトルの“ブルーバード”とは一体。



今回退職する方へ専務が語った(ウダウダお説教系)メーテルリンクの「青い鳥」という童話のこと。


 貧しい家に育ったチルチルとミチルの兄妹は、幸福を招くという青い鳥を求めて旅に出かけます。しかし結局、どこにいってもどんな国に行っても青い鳥を捕まえることはできず、家に帰ってきます。長い旅から帰った二人は疲れ果てて眠り、夢から覚めると、なんと家で飼っていた薄汚れたハトが青い鳥であったというお話です。
 青い鳥は身近なところにいたという結論を「幸せは身近なところにある。だから、自分の身近にある日々の幸せを大切にしよう」というメッセージとして解釈するのが一般的です。しかし、メーテルリンクの原作では、続きがあります。(原作は童話として書かれたものではなく、舞台劇用に書かれたものです。)原作では、家にいた青い鳥も結局逃げて、どこかへ行ってしまうところで話が終わります。
 メーテルリンクが、この原作「青い鳥」で意図したところに対してはさまざまな解釈が成り立ちますが、作家・五木寛之氏著書の「青い鳥のゆくえ」では、『できあいの幸せ(青い鳥)なんてこの世にはない。幸せは簡単には手に入らない。でも、人間には青い鳥(幸せ、希望)が必要だ。だからそれを作らなければいけない。』・・・とか言っているそうな。(←誰やねん。)


退職する人曰く「(会社に)青い鳥がいるのかもしれませんが、私には見えませんでした。(もしくは捕まえられませんでした)」
ん〜なるほど、と思いました。
そこに成功なり幸せなりあることが前提でも、人それぞれ思考や感覚が違うわけだから、自分が出した成果や結果が“ブルーバード”と思えるかどうかは別問題なわけですね。こんなことを書く自分が世知辛くて悲しい。これは私個人の事ですが、些細なことでも純粋に“ブルーバード”だと思えたらいいなと思いました。


メーテルリンクが説いている“ブルーバード”のテーマとは違いますが、このような考え方ゆえに、近年は転職やらもう一度勉強しなおそうだとか、“再出発”が盛んなのかもしれませんね。自分の生きる意味や魅力ある生き方を探す人が多いのです。